工程計画とは

 工程計画とは、モノづくりのトータルコーディネートを担当することです。モノづくりの観点から自社のQCD+SEを最適化し、工程を見直すことで、会社に利益をもたらします。
 具体的には、生産企画部門が検討した目指す姿や目的を基に、制約を考慮しながら、現実的なQCDの目標とそれを達成する工程を考えます。工程概要や工程コンセプトを考え、それに基づいた工程設計書と大まかなスケジュールを書くことが一般的な流れです。

 工程検討においては、ひとり作業をさせないことや、油圧レス・エアレス化など、安全性や環境負荷削減についても考慮していきます。
 工程計画では、新ラインの検討をすることもあれば、既存ラインの改善を行うこともあります。



事例

ギアボックス組み付けラインの工程計画

 「自社開発した製品を量産したい」「人手不足を考慮し、できるだけ自動化したい」というシーンは多いが、どのような工程、レイアウト、設備で生産ラインを構築すれば良いのだろうか?

 下図のような簡単な構成の製品を例に解説する。




製品名 ギヤボックス(便宜上、ギヤシャフト1本で構成)
ラインタクト 35sec/台
Brg(ベアリング)と
シャフトの嵌合
Brg内径・・しまりばめ
Brg外径・・すきまばめ
ボルト本数 4本(10sec/本)
各サイクルタイム 搬入出5sec含む

01工程流れ図

 まずはたたき台として、大まかなメインライン案を考え、課題をあぶりだす。



 各工程の工法、所要時間、品質基準などから必要に応じて工程分割・集約、検査工程追加などを検討し、工程案をブラッシュアップしていく。

案1はBrg(ベアリング)の圧入に課題がある。
解決策として、メインライン内でケース内部へ圧入する方法から、サブラインでシャフトへ圧入する方法に変更することで品質課題の解決を図ることができる(案2)


02ラインレイアウト(ライン仕様)

 工程流れ図、物流、人の流れ、保全性、ラインコンセプトなどからライン仕様を策定する。

  • 工場におけるスムーズなライン運用とQCDが最適化できるよう構築していく
  • 部品の供給や保全スペースなども考慮に入れる


ラインコンセプト 見通しの良いライン
設備幅 900mm
工程間搬送長さ 600mm
設備長さ 2,000mm
(AGV供給入口)
設備高さ 1,500mm
…他


タマディックの工程計画におけるサービス提供例

  • 生産変動にも柔軟に対応する
    工程の検討、設計書の作成
  • 「人に優しい」「異物混入ゼロ」などの
    ラインコンセプトの策定と、
    工程概要への落とし込み
  • 根の生えない
    (=設備を地面に固定しない)
    フレキシブルなラインの工程計画
  • 工程シミュレーションによる
    AGVの最適な
    ランニング台数の算出

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